こんにちは。
この回る地球の上で、あなたに会えたことに感謝!
世界は回る!「黒猫映劇」です。
黒猫映劇って?
「黒猫映劇」は移動映画館です。
とは、言っても現在、某映画館(シネコン)で映写技師をしている僕が
勝手にやっているプロジェクトです。
なので、メンバーは一人(募集中)
地域の夏祭りや、イベントなどなど
16mmフィルム映写機を使って、「大人には懐かしく」「こどもには新しい」上映会を行っています。
2016年より活動をスタートしました。
コンセプト
コンセプトは「ノスタルジーを感じる移動映画館」ザックリいうと、、、昭和の野外上映です。
小窓の向こうの「映写室」
今のシネコンの映写室はとっても広いワンフロアにプロジェクターが
ずらーっと並んでいるのですが、昔の映画館の映写室は一つの劇場に1つの映写室がありました。
劇場の後ろ、光を放つ小窓の奥の世界。
狭い所は4畳半ほど。
そこに映写機やら、アンプやら、編集台などが所せましと置いてありました。
60Wの電球でオレンジに照らされた映写室はとても不思議な空間です。
懐かしいフィルム映画と一緒に
哀愁感漂う「映写機」「不思議な映写室の空間」も伝えていけたらなと思ってます。
忘れてしまったノスタルジーを感じる昭和の野外上映
「長谷通り祭り2016」で初めての上映会
2016年の夏に
地域の夏祭りで上映会を行いました。
場所は、静岡市の歴史ある「長谷川通り商店街」
古くからある銭湯「天神湯」さんや
有名な焼き芋屋さん「おおやきいも」さんがあります。
大人なよりも子どもたちのほうが興味深々でしたね。
「長谷通り祭り2017」でまたまた上映会
2017年に2回目の上映会を行いました。
場所は同じく「長谷川通り商店街」
2018年もやりますよ!
長谷通り商店街かはわかりませんが
2018年も上映会を行う予定。
ただ、仕事の都合もあるのでタイミング次第ではありますが・・・。
都合があえば、とりあえず静岡ならどこでも行きます(笑)
もちろんボランティアで!それが、映写技師魂です。
地域のイベントなどいかがでしょうか?
物語は続く・・・!
ということで、、、
これからこの「黒猫映劇」がどうなっていくのか見当も
付きませんが、、、
「映写機」を伝えるために、2018年も気合でいきます!
とはいえ、、、
「映写機」は移動式とはいえ鉄の塊みたいなもので
めちゃくちゃ重たいんですわ!これがまた!
ボブサップや全盛期のシュワルツネッガーくらいの力があれば
持ち上げるのも簡単なのでしょうが。
そう、このままでは150%腰を痛める!
できれば仲間がほしいんですが・・・なかなかね。
とりあえず、ルイーダの酒場で探してみようとは思ってはいますが。
「映写機」を次の時代に伝える「人」
がいないんですよね。
だから、映写技師として「映写機の歴史を共に伝えて行く仲間」
に会いたいのです。
「誰もやってないワクワクする事」がしたいという方や
鉄の塊や、歯車が好き!という方。
毎日なんかつまらない・・・、とりあえず何かしたい!
という方は是非!
「昔の機械を治せる方」がいたら是非!
力を貸していただきたい・・・。
そう今、このページを見ているあなた!そうあなた!
ここまで読んでくれたという事は、、、
相当の変わりものかハイセンスの持ち主ですね。
そして「黒猫映劇なんだか面白そう」と思ってしまったら
あなたは、、、
かなりクレイジーです。
そして連絡をくれた方はかなり頭いっちゃってます!
そんな感じです。
でも、そんなあなたは
きっと僕と気が合います。
黒猫映劇は…
「100年もの間、映画を支えてくれた「フィルムと映写機」にスポットを当て
古き良き時代の「空間」を4畳半に「新しい形」で再現する活動です」
いまいちよくわからない!そして長い!
わかりやすく言うと、、、
フィルムと映写機で ワクワクすることしようぜ!
ってことです。(超絶ニッチな活動ですが。)
古いものは捨てられ、どんどん便利になっていく時代。
便利になるのはいいけど
それと引き換えに失っていくものもあります。
それは、「物」だけではありません。
時代は変わっていきます。
そう、「変わっていくもの」なんだよね。
だから、、、
肯定も否定もしませんが
たまには立ち止まって「ノスタルジー」を感じてもらいたい。
電車が通る時の鉄の音や、踏み切りの哀愁。
夕暮れや、田舎のあぜ道。昭和の街並み。
体感してなくても、遺伝子が知ってる哀愁…。
あのちょっと悲しいけど、心がスッと包まれる独特の感情。
「千と千尋の神隠し」の電車のシーンのような。
「となりのトトロ」を見終わった後のあの気持ち。
スタンド・バイ・ミーのあの旋律。
言葉で表すのは難しいけど、そんな哀愁が好きなんです。
そして、そんな哀愁を感じさせてくれる「映写機」が好きなんです。
映写機は回ります。地球も回ります。
映写機には回転のエネルギーが溢れています。
回る事で円が「縁」になるのです。
100年もの間、回りつづけてくれた「映写機」なんです。
そう、もうわけがわかりません。
そして、、、長い!長すぎる!
という事で、、、
ちょっとへんな方向に行ってしまいましたが
そんな「映写機」とたわむれたい方はひとつよろしく!
最後までありがとうございました!
コメント
黒猫映劇の画像拝見しました。北辰電機製作所のSC-6と言う16mm映写機で、戦後アメリカが日本の占領政策の一つに映画によるアメリカのプロパカンダで持ち込まれた ナトコ映写機をモデルに製造されたものです。ナトコ映写機は一般的な映写機と違い、一般的な映写機フィルムをカキ落とす間欠爪が操作側手前ですが、ナトコ映写機は奥側になります、これはカキ落とす三角カムから爪クロー迄の距離を短くする事に依り、画像ブレを軽減させる為で、北辰SC-6もこの方式を取り入れたのです。尤も、北辰電機製作所自体がナトコ映写機のメンテナンスをアメリカ軍から受注していた経緯も有ります。
ナトコ映写機はタングステン電球をミラーで反射させて光源をアパーチュアに照射していますが、北辰SC-6は直接光をコンデンサーレンズで集光させています。フィルムの間欠方式の爪は3つ(通常は2つ)でフィルムの間欠動作の安定性と画像ブレの軽減を図ってます。亦、モーターから駆動部への伝動はベルトを使わないで、ギァーに依る直接伝動で回転ムラ(ワウフラッター)の軽減を図ってます。そういう事から、映画・TVスタジオではこの映写機にシンクロナスモーターと磁気録音ヘッドを搭載したモデルが長く使われて撮影されたフィルムとシネコーダー音声とのダビング時に活躍しました。光電管と真空管による光学録音の再生される音は今のデジタル音とは違い深い温かみのあり、格別の趣があると感じます。私も所蔵して居ります。
cinelabo様
コメントありがとうございます。この映写機は「北辰SC-6」という名称なのですね!
本当に味のある映写機ですよね。真空管の光も味わい深いです。
夏に「上映会」を行ったときも、子どもたちが目を輝かせて映写機を見ていました。
ただ、ひとつ心配なのが「故障」です。この映写機はリールを回しているベルトがゴムではないので
切れないとは思うのですが、切れた場合の部品がないことですね。
また、電球も予備がひとつあるだけです。
これからも、上映会を行っていきたいのですが、「故障」した場合
修理してくれる場所というのは現在、ありますでしょうか?
コメントありがとうございます。この映写機の巻き取り、及び巻き返しベルトはオリジナルはスプリングベルトだった筈ですが、もし、ゴムベルトで切れた場合は、ウレタン製の、スターベルトで同じ口径のもので同じ寸法に接合すれば大丈夫です。
真空管(アンプリファイア) も外国製で適合する筈です。ギアと三角カムを痛め無い様にグリスアップを欠かさず手入れすれば良いです。映写ランプはヤフオクで出品されている物を買えば良いですが、ハロゲンランプか、キセノンランプ或いはLEDに改造する事も可能です。私はエルモF16-1000型の16mm映写機とエルモGS1200型8mm映写機をLEDにランプに改造しました。
現在のところLEDでは明るさは兎も角、キセノンランプの様な白い光源が得られる事と、発熱が低いので、フィルムのカーリングが起きないので、シャープでピントの良い映像が得られます。
しかしながら、シャープでピントの良い映像が、必ずしも映画の趣きであるかどうかは、個人の価値観もありますので、あなた様の価値観に合うお手入れで整備保管される事をお勧めします。
特に、古い光学録音、例えば濃淡式(デンシティ 別にウエストレックスと言います。)
の場合は、エキサイター電球で、光電管に依る再生が最も良い再生が行えます。これは35mm映写機でも同様で、35mm映写機で採用された赤色LEDで、シアンダイトラック以外の光学録音を再生すると、音質が悪化します。ヨーロッパではこの問題で、最近では赤色LEDと従来の光源の両用再生装置を提供している様です。話が16mm映写機から脱線しましたが、参考迄に!
映写機にお詳しい方に出会えて光栄です。
北辰の映写機ですが、確認してみたらスプリングベルトでした。ただ、切れた場合も同じ口径のものがあるということで安心致しました。
また、電球ですが、LED改造もできるのですね!是非、拝見してみたいです。
現在、使用しているランプが1000W電球の為、野外で上映する場合などは、とにかく電力を消費します。
その為、いい方法がないかと考えておりました。LEDなら消費電力も少ないですから、野外上映にも向いているかもしれませんね。
LED改造も検討してみたいと思います!
cinelaboさま
すみません、、、ズームレンズについて
ひとつお聞きしたいことがあります。
先日、ホクシン映写機で上映会を行ったのですが、
「画面をもう少し大きくできれば」と思いました。
大きくするには、映写機を遠ざけるか、ズームレンズが
必要かと思いますが、、、
現在、ホクシン映写機に装着できるズームレンズを
手に入れることはできますでしょうか?
また、ほかに画面を大きくする方法などは
ございますでしょうか?
画面を大きくするには、ズームレンズ0.75倍~1.25倍 コンバーションレンズ0.75倍又は1.25倍 各種マスターレンズ 20mm 25mm 38mm 50mm 65mm 75mm 100mm が有りますが、通常16mm映写機は50mmのレンズを標準としてますので、映写画面の拡大ですと38mmのレンズかズームレンズで適合する筈ですが、特殊な場合として、25mmを使います、25mmの場合シネスコレンズが使えないです。
参考迄 尚、16mmのズームや短焦点レンズはヤフーオークションでよく出品されてますので以外と安価で購入出来る筈です。貴殿の北辰SC-6映写機は小口径サイズですので、同時代のエルモ 映機と同じ口径でマウントが共用出来ると思います。
cinelaboさま
ご教授ありがとうございます。先ほど、装着されてるレンズを調べてみました。
「HOKUSHIN 16MM PROJECTION LENS F1.8 FOCUS 2.5IN」
と刻印がありました。何mmレンズなのかはわかりませんでした。
オークションにもよく出品されるとの事ですので、同じ小口径サイズ
のズームや短焦点レンズを探してみたいと思います。
16mm映写機レンズの事は勉強不足だった為、大変参考になりました。
ありがとうございました。
2.5INと言う事は2.5インチと言う意味ですので、mmに換算すると63.5mmですので長焦点レンズです、標準の50mmのレンズにすれば画面がほぼ1.25倍になります。
標準50mmですから安い小口径レンズ16mm映写機本体ごとヤフオクで安く買えば良いかも知れません。
cinelaboさま
なるほど!IN=インチということだったのですね!
ありがとうございます。
だとすれば、50mmだと2インチくらいですね。
さっそくヤフオクで探してみたいと思います。